安全にデータ消去する方法
動作しなくなったパソコンや壊れた外付けの記憶媒体、携帯の端末など処分や譲渡の際に問題になるのは個人情報を伴うデータです。 完全にデータを消去しなければ、個人で消去したデータは簡単に復旧できてしまうことは、最近ではかなり周知されています。データ消去に関してはきちんとした理解をしておかないと、いつご自身がトラブルにまきこまれるかわかりません。
廃棄業者に依頼すれば大丈夫?
「廃棄処分業者に依頼すれば、データ消去までしてくれるのではないか。」などと思ってしまいがちですが、データ消去をどんな方法で行うのかをしっかり確認する必要があります。 「データ消去を行いますから、お任せください。」という謳い文句を鵜呑みにするのではなく、電話かお問い合わせフォームなどでデータ消去の方法を教えてもらい、「安全なデータ消去法」をしっかり行ってくれるようであれば、お任せしてもいいでしょう。 廃棄処分業者によっては、HDDをフォーマットしただけで、転売にかけてしまう場合があり、データ流出事件はそのあたりが糸口になる場合が多いようです。
最も安全なデータ消去法とは?
最も安全なデータ消去法は、「物理破壊」です。 ドリルやハンマーなどで、HDD内のプラッタと基板を破壊することが重要です。 ドリルを使用する場合、穴は一箇所では不十分です。最低3か所は開けて下さい。 但し、確実にプラッタを壊す必要がありますので、非常に硬質なHDDのケースの上からは、穴をあけること自体困難ですが、正確にプラッタの位置を特定するのも難しいでしょう。
知識や設備を備えたデータ消去業者に依頼するのが確実かもしれません。 また、データ消去業者もいろいろですので、口コミを調べるなどして、信頼できる業者にお願いしましょう。