PCを誰かに譲る、中古販売にかける、廃棄処分にする場合は、情報の流出を防ぐためにPC内のデータを完全に消去する必要があります。フォーマット(HDDを初期化すること)やリカバリ(OS及びHDDを購入した時の状態に戻すこと)では、見かけ上ファイルやフォルダが無くなったように見えますが、データ復旧技術の知識がある人間なら、容易にデータを復元することができてしまいます。

では、HDD内のデータを完全に消去するにはどのような方法があるでしょうか。 現段階では、主に3種類の方法でデータ消去を行っています。

1. 磁気消去方式
2. 上書き方式
3. 物理破壊方式

1.磁気消去方式

HDDのデータを保存しておく領域「記憶演算子」に強力な磁気のエネルギーを浴びせることで、磁気の並びを整えてしまい、データを読めなくしてしまうのが、磁気消去方式の仕組みです。通常、データ消去専門業者などは、専用の機器を用いて、強い磁場の中にHDDをセッティングし、磁気消去方式でのデータ消去を行います。データ消去ソフトやコマンドプロンプト上で使うツールなどを用いた上書き方式の消去方法に比べると、手間や時間は各段に違い、短時間で処理することができますが、完全にデータが消去されたかどうかがわからないことと、磁気消去方式で処理したHDDは再利用ができないことが難点です。

2.上書き方式

データ消去のためのソフトは、一般に広く出回っていて、個人でも容易に入手することができます。この方法では、意味のないデータを記憶領域全般に上書きし、元データを取り出しても。解読することができないようにします。但し、ソフトにより精度に違いがあるため、 使用したソフトによっては、元データがとりだせてしまうケースがあるようです。 WindowsOSでは、ツールを使ってコマンドプロンプト上で消去する方法もあります。NTFSの暗号化をコントロールするツールのオプションに「ディスクワイプ」というものがあり、上書きを3回施したあとに削除するというシステムを使います。 いずれにせよ、上書き方式での消去は夥しい時間と手間がかかってしまいますが、HDDを 再利用したい場合はこの方法での消去が望ましいようです。但し、HDD自体が壊れてしまっている場合はこの方式での消去は不可能です。

3.物理破壊方式

PCから正しくHDDを取り出すことができれば、物理破壊方式が1番コストもかからず、時間的にも短時間でHDDないのデータを消去することが可能です。 HDD内のプラッタ部分に数か所ドリルのようなもので穿孔するか、ハンマーなどで粉々にすることができれば、不可逆的にデータを破壊することができます。 但し、HDDは硬い金属で覆われていて、プラッタも金属や硬質のガラスを使った素材などでできているので、破片が飛び散り目に入るなどのリスクもあります。なるべくなら、専門業者に依頼することをおすすめします。当社では、HDD専門の破砕機の用意があります。 一度に数百台のHDDのデータ消去も可能です。

2.5インチHDD、3.5インチHDD、スマートフォンのデータ消去を プロフェッショナル ハードディスク破壊機 DB-60PROを使用して 物理破壊致します。 アメリカ国防総省や国家安全局の物理破壊基準の破壊機で、世界23か国に輸出。業界シェアNo.1のメディア破砕機です。アメリカ方式と日本方式での破壊が可能ですが、当社では、日本方式での破壊方式でHDDのデータを破壊いたします。
アメリカ国防総省や国家安全局の物理破壊基準の破壊機で、アメリカ方式と日本方式での破壊が可能ですが、当社では、日本方式での破壊方式でHDDのデータを破壊いたします。

データ消去ソフトを使用したからと安心してHDDを転売したところ、データ復旧業者によって中に入っていたデータを取り出せてしまったという事例が後をたちません。 この物理破壊方式ですと、データ復旧率は0％です。 絶対に流出させたくないデータが入っているHDDは、当社が責任を持ってクラッシュいたします。デスクトップPC、ノートPC、スマートフォンのデータ消去もおまかせください。