データ消去に関するQ&A
PCを長期使用していると、買い替えの時期が必ずやってきます。 その際には今まで使用していたPCを廃棄する必要がでてきます。 デスクトップやドキュメントに保存していたデータやファイルは、勿論削除するでしょう。 フォーマットし、工場出荷時のようにしたら、安心して廃棄する人が多いのではないかと思います。しかし、まっさらになったと思っている記憶媒体には、まだまだ沢山のデータが残ったままなのです。
当社では、データ復旧サービスと共にデータ消去のサービスを行っています。 日々様々なお問い合わせをいただくのですが、データ消去に関するお問い合わせの中から何件かのQ&Aをご紹介します。
- Q HDDを自分で壊そうと思いますが、壊せますか?
- AHDDは、非常に硬い金属で覆われています。データを消去する場合、確実にプラッタ部分を破壊する必要があります。ハンマーで叩いたり、穴を開けたりした時の衝撃で、細かい金属片や硝子などが飛び散るリスクがあります。危険ですので、おやめください。
- Q 壊れて使えなくなったPCを廃棄処分したいのですが。
- APC本体が故障していても、HDDは支障なく使える状態で残っている可能性もあります。廃棄業者によっては、HDDを取り出して、中古販売を考えるケースもありますので、PCを廃棄処分する際には、HDDに残っている個人情報などのデータを消去してから廃棄することをおすすめします。 近年では、廃棄処分されたPCから取り出された情報を使った犯罪に巻き込まれる事件も増えています。
- Q データ消去にはどのような方法がありますか?
- A データ消去には主に3種類の方法があります。
- 1.データ消去ソフトを使用する。
- 2.磁気消去という方法を用いる(強力な磁界を利用してデータを復元できない状態にする。)
- 3.物理消去という方法を用いる。(油圧式の特殊な機械で、プラッタ部分4箇所に確実に穿孔する。)