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新しいWindows OSの利点

最新の Windows OS Windows 11

Windows10が2015年にリリースされて以降、PCやサーバへの不正アクセスやウイルスの攻撃件数が急増し、攻撃手法も巧妙化の一途です。巧妙化する脅威に備え、2021年10月5日にWindows11がリリースされました。Windows11は64bit版のみの提供で32bit版の提供は廃止されています。

Windows10と比較してアイコンを多用した直感的でスマートなデザインとUIになっています。また、AIの技術が盛り込まれ、OSの機能が画期的に向上しています。OSを起動してすぐに気が付くのはマルチタスクを補助するスナップ機能の改善ではないでしょうか。それ以外にも、マルチディスプレイの改善、音声入力の改善、Snipping Toolの改善など、業務の効率化を助けてくれる嬉しい機能向上が多く盛り込まれています。

同時にWindows11リリースの主要な目的であるセキュリテイ性能が格段に向上しています。

Windows 11にアップグレードできるPCのスペック

Windows11にアップグレードする際のハードウェアは、Microsoftが定めた必要スペックを満たしている必要があります。Windows11の信頼性、安全性、互換性を維持するためであり、Windowsの生体認証システム「Windows Hello」の機能のための必要性もあると言われています。「Windows Hello」は、顔認証、虹彩認証、指紋認証、PINなどを使ってセキュアにログインするWindowsの新しいログイン方法です。

  

お使いのPCがWindows11にアップグレードするための基準を満たしているかどうかは、以下の表で確認できます。

システム要件
CPU1GHz以上、2コア以上の64bit互換プロセッサまたはSoC(System on a Chip)
メモリ4GB以上
ストレージ64GB以上
システムファームウェアUEFI、セキュアブート対応
TPMTPM2.0以上
グラフィックスカードDirect12以上(WDDM2.0ドライバ)に対応
ディスプレイ9inch以上、8bitカラーの720p解像度ディスプレイ
インターネット接続インターネット接続とMicrosoftアカウント

UEFI(Unfied Extensible Firmware Interface)について

以前はBIOSが請け負っていたPCの起動をUEFIというインターフェースが代わって担うことになりました。UEFIは、BIOSと比較して柔軟性が高く、セキュアにブート、立ち上がりも高速です。それ以外にも、大容量のストレージサポートや、グラフィカルで直感的に操作できるインターフェース、GPTパーティションのサポートなど、多くのメリットとポテンシャルのあるインターフェースです。

TPM(Trusted Platform Module)の役割

TPM(Trusted Platform Module)はPCのセキュリティ向上のために使用されるマザーボード及びプロセッサに使われる組込み型のセキュリティテクノロジーです。 TPMは、ユーザー認証情報、指紋、静脈、パスワード、証明書、暗号化キーなど様々な機密情報をハードウェアに潜ませ外部からの攻撃を阻止します。

TPM2.0

TCG(Trusted Computing Group)が策定したTPM(Trusted Platform Module)は、ハードウェアのセキュリティ機能を担うモジュールもしくはチップです。TPMを使用することで、暗号化キーの管理や、セキュアな認証、整合性測定値の保護と報告などが可能になります。 耐タンパー性を備えていてデータの不正な取り出しや書き換えを感知し、外部からキーの取得や解析を行おうとすると、TPMが使用できなくなり、データ読み出しができなくなります。

TPMのバージョンは、1.2と2.0があり、Windows11では、TPM2.0が必要になります。TPM2.0は、TPM1.2と比べより高速に暗号化できるようになっています。暗号化のアルゴリズムも変更されていて、TPM2.0は、TPM1.2との互換性はありません。TPM1.2はデータ保護が主な目的でしたが、TPM2.0は、不正アクセス阻止の技術が向上しています。

以下の図は、IoTデバイスを狙った不正アクセスの手法の一例ですが、TPMを採用すれば、このような攻撃は不可能になります。

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